supported by assistants

かかりつけの歯科医院で定期的な口腔ケアを

June 28, 2014

 日本の医療保険は通称「健康保険」と呼ばれていますが、実態はいわゆる傷病保険です。病気になったりけがをしてはじめて保険が適用されるのです。健康な人が、自ら進んで検査を受ける「予防」的な受診は、健康保険の適用にはなりません。でも、こういう健康に対する積極的な態度は、疾病の重症化を防ぎ、結果的に国の医療費の節約に貢献しているわけですから、正当に評価されてしかるべきだろうと思います。

 

 さて、その予防ですが、狭義(純粋な)の予防と再発の防止(メンテナンス)とがあります。前者は、健康な人が健康を維持できるように検査や接種を受けることですが、こうした方は実は比較的少ないです。周囲に疾病に罹患した人がいたり、インパクトのある情報があったので検診を受けるというケースです。後者は、自分自身が何らかの疾病に罹患しており、その経験から再発や悪化を防ぐために定期的に受診しているというものです。慢性疾患や生活習慣病の場合には、この再発防止がとりわけ重要となります。

  

「無病息災」をもじった「一病息災」という言葉がありますね。「ある程度の年齢になると、誰でも一つくらい病気をもっているものだ」という解釈ですが、「ひとつの疾病に罹患したことがきっかけに改めて健康を考える」という、より積極的な意味合いもあります。

 

 病気になって苦痛や不調に耐えかねて受診する人がいて、それに応えるのがこれまで医療機関の使命でした。一方で、予防や再発防止のために受診する方も年々増えてきており、当院では近年来院者の2/3以上になりました。10年以上も定期的に受診されている方も少なくありません。

 

 歯科では、歯周病にいったん罹患した場合、その後小康状態になっても放置すれば再発する可能性が高いのです。それを定期的な検査で見つけて、病状の悪化を食い止めることができるようになりました。定期検診により、メンテナンスの重点部位を認識し、ひいては生活習慣のチエックにも役立てていただければと願っています。

 

 歯科医院に通う理由が、「病気だから」から「健康を求めて」になるよう、私たちは、今後も努力致します。

Please reload

Recent Posts

June 28, 2014

Please reload