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思春期の男子と女子の声変わり

June 28, 2014

 声は喉頭の中にある声帯が呼気の力で振動することによって発せられます。人は、子どもから大人へ成長する過程で、男の子は男性らしく、女の子は女性らしくなる第二次性徴期(性腺が発達し始める時期)になると、喉頭が急激に発育し、「喉仏(のどぼとけ)」とよばれる部位が前方へ突出、してきます。また、声帯も前後に長く、厚みも増してくるため、声が低くなります。

 

 時期的には、男児では12~13歳、女児ではそれより2~3年は早く起こります。女の子の場合は、喉頭の発育の度合いが少ないため、会話音がやや低く(3~4半音)なる程度で、家族も、本人も気づかないことが多いようです。

 

 一方、男の子は、初期には高音が出にくくなり、声がかすれ、中期には、声域の上限の低下が起こり声域が狭くなり、声がひっくりかえったりして、歌がうまく歌えなくなります。後期には、声域に下限の低下が見られ、約1オクターブ程低くなります。徐々に声量も安定し、男らしいよい声になってきます。

 

 この時期を変声期と呼び、安定するまでに3か月から1年位かかります。時には2年位かかることもあります。このような変声期の原因は、声帯の成長スピードにそれをコントロールする筋の発達が伴わないために生ずる結果であると考えられています。

 

 子どもは、自分の声の急激な変化に戸惑うことがありますが、病的なものではないことを伝えて下さい。

 

 また、この時期は、声域以上の声を出そうと無理をして、声帯に負担をかけないようにすることも大切です。有名なウィーン少年合唱団の少年達は、変声期を迎える前の男児のボーイソプラノで高音の美しい歌声を聞かせてくれますが、彼らも変声を迎えると退団するのです。

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