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北中山歯科クリニック

一般歯科・小児歯科・矯正歯科
仙台市泉区北中山二丁目33番10
022-376-5066 
  医師: 渋谷 芳郎

 

この地域で、一番最初にできた医院は、わが歯科クリニックであります。オープンは1991年の4月でした。院長は東北大学歯学部を卒業後、同予防歯科に長く勤務して、研究・教育・診療にいそしむ日々を送っていました。仕事のあいまにテニスやガーデニングを楽しみ、94年には初秋の英国を訪れ、ピーター・ラビットのふるさとヒルトップや湖水地方のグラスメアに遊びました。

1990年のある夏の日のこと、同業の一人が「公衆衛生活動のやれそうな北中山という好適地があるよ。」と私を誘いました。車で団地を見に来ると、子育てのころ遠足に行った泉ヶ岳の景観がとても良く、つい白い巨塔から出て、ハイライフを夢見る新興住宅地(こういう言葉は歯が浮きますね。)に診療所を構えることになりました。

光陰矢の如し、以来10年たちました。はじめの4~5年間は子供たちに虫歯が多く、これを治療することで毎日がくれました。しかし、同時に、歯磨き指導やF素の利用、砂糖摂取の制限など、虫歯に対し「予防」の面からも努力をしてきたのです。そうしたら、年を追うごとに虫歯が減ってきて、特にこの2~3年前からですが、北中山小学校の学童は、仙台市内でもトップ集団になるほど虫歯が減りました。学童一人平均で1本ぐらいしか永久歯の虫歯がなく、そのほとんどが処理済です。すごいですね。小学校に行って、子供たちの笑顔を見ると私はうれしさがこみ上げてきます。本当によかった。

次に最近の歯科の話題では、成人病である「歯周病」(昔は歯槽膿漏と呼んだ。語感もなんとなく怖そうで、治りにくいそうです。)の管理も好成績がでてきました。かって年をとると誰でも歯がグラグラと抜け落ちてしまい、入れ歯でものを噛むのが当たり前、それが齢(この漢字も意味深いですね。)を重ねることなんだと長い間みなされてきました。

でも最近では40歳からの医学的管理がよいと高齢になっても歯が丈夫で、ちゃんと自分の歯で物が噛める人がたくさんでてきました。歯周病も生活習慣病ですから、これを克服するためにはいつでも訪問できるホームドクター(かかりつけ医)のサポートが必要です。自分と相性のよい顔なじみの歯科医をつくり、床屋さんに行くのと同じ気軽さで通うのがグッドです。

虫歯も歯周病も医学的な原因の解明はすでに経っており、あとはどう受診体制をつくり、予防につとめるかだけなんです。どうです。とてもいい話しでしょう。高齢になっても歯という自分の体が滅びないで元気が良く、将来に希望がもてるわけですから。

では、歯を大切に、歯磨きモードをONにして。

 

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